気がつけば、時間は進み、憲法発布。
そして議会が始まるなど、日本は着実に近代化へ。
が、国民目線になると、憲法の中身知らずに、発布めでたいめでたい、と騒ぐ奥様(爆) どこか大らかなな明治日本の姿はどの作品でも微笑ましいなあ。
といいつつも、前回までの政治主導によるちゃぶ台返しを見ていたら、先々はまだまだ不透明。直に接した妻木と鎗田はどこか不安を感じている模様。
どうも政治の背骨が定まらないようで、先行きはけっして明るいものと見えなかったからだ
その二人は当初の方向性が曖昧になってきていた街作りを着実に進めてきた。
政府の方針に対してしたたかに対応しつつ、異文化が素直に溶け込む大審院作りへ。
その経験をいずれは議院作りへ活かす。
(奇しくも火事や地震が発生し、建物を大きく見直す雰囲気が生まれてきている)
ドイツへ渡ったプロジェクトメンバーがスモールステップ(といってもかなり大がかりだが)での手応えを掴んできた感じがする。
トップダウンの中央集権・官僚のお仕事化の流れに抗う職人魂。
波風立てないお役所内の攻防ではなく、トライアンドエラーの中でよりいいもの、より新しいものを作っていく。
現代にも繋がるテーマがいよいよ作品の前面に躍り出てきた。
心がザワツキ始めてきたぞ!