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ブログ開設14年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。

【2019年読んだ本ランキング】10位~6位

読書メーターで毎年作成している、読んだ本の中で、最も良かった本ベスト20。

4回にわけて発表、その3。

いよいよ、ベスト10です。

 

第10位『野の医者は笑う』

野の医者は笑う: 心の治療とは何か?

野の医者は笑う: 心の治療とは何か?

  • 作者:東畑 開人
  • 出版社/メーカー: 誠信書房
  • 発売日: 2015/08/20
  • メディア: 単行本
 
野の医者は笑う―心の治療とは何か?―

野の医者は笑う―心の治療とは何か?―

  • 作者:東畑開人
  • 出版社/メーカー: 誠信書房
  • 発売日: 2017/04/07
  • メディア: Kindle版
 

細かい回数までいくと何度読んだかわからない。

万能ではなくなった医療が今問われている問題を、人の内面から分析し、実態を医師だけではなく患者側にも提示した1冊。

難しいことはほとんど書かれておらず、主人公(著者)の実体験から違和感を探っていく(口調はゆるーい)エッセイ。

治るとは、生きるとは、そして自分や他者との間で生じた違和感とは。

今まで意識していなかった辛さや苦しさにこそ、僕たちが生きていくヒントがあったという気づき、そして目線が大きく拡がるきっかけをくれた1冊。

おちゃらけた表現の中にたくさんの真実が入り込んでおり、読みやすく最後まで考えさせられる内容だ。

 

第9位『居るのはつらいよ』

居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書 (シリーズ ケアをひらく)

居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書 (シリーズ ケアをひらく)

  • 作者:東畑 開人
  • 出版社/メーカー: 医学書院
  • 発売日: 2019/02/18
  • メディア: 単行本
 

 『野の医者は笑う』東畑さんの著書を連続でランクイン。

こちらも何度も読んだ1冊だ。

 

この本も東畑さんが主人公。発売はこちらが後だが、作品内の時系列はこちらが先。

こちらの方がケアやセラピーの実態について詳しく語られており、学術寄り(そもそもこの本そのものが学術書)

人の心に入り込み寄り添う立場にあるからこそ感じ取った真実が胸を打つ。

僕らの求める癒やしは治療ではやってこないかもしれない・・・

 

『野の医者は笑う』同様東畑さんの軽い口調で楽しく読める反面、御本人の作品内の悩みが深く重い。

(ちなみにこの本内での悩みについては次作で答えがでる)

2冊セットで完結する物語。是非まとめてどうぞ。

 

第8位『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか』

なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?

なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?

  • 作者:山口 揚平
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2013/03/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?

なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?

  • 作者:山口 揚平
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2013/03/11
  • メディア: Kindle版
 

生き方・働き方が大きく変わるよ~と騒がれた2019年。

働き方改革・テレワーク、そしてアートや哲学、心の豊かさなど様々な形式や価値観が提示された年でもあった。

とはいえ、じゃあ、何を選べばいいの?どう変わっていけばいいの?という思いを抱いている方は多いのではないだろうか?

そんな疑問へのアンサーとしてオススメなのがこの1冊。

特にこの先の価値観予想が書いてある後半は必読だ。

 

ちなみに同著者には『1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法』があるが、こちらの方が充実しているので、順番としてはこちらをオススメ。

 

 第7位『燕雀の夢』

燕雀の夢

燕雀の夢

  • 作者:天野 純希
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/02/25
  • メディア: 単行本
 

信玄や謙信、信長や政宗、家康や秀吉の父の生涯を描いた連作短編集。

近年では英傑の誕生に父あり、と歴史研究は父の代にまで及んでいるが、彼らの実態は総じてやんちゃで勢いがあり、野心的だけど、どこか脇が甘く抜けている(笑)

いいところも負の遺産も次世代へ残してしまった功罪はあるものの、先駆者だからこその抵抗や苦悩がそこにはあった。

 

短編なので読みやすく、読了感がとてもいい。

旧来の価値観を壊し駆け抜けた父たちの生き様を是非堪能して欲しい。

 

ちなみに2020年に文庫化、そして大河ドラマ『麒麟がくる』にも関連するところあり!

燕雀の夢 (角川文庫)

燕雀の夢 (角川文庫)

  • 作者:天野 純希
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/01/23
  • メディア: 文庫
 
燕雀の夢 (角川文庫)

燕雀の夢 (角川文庫)

  • 作者:天野 純希
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/01/23
  • メディア: Kindle版
 

 

第6位『もののふの国』

もののふの国 (単行本)

もののふの国 (単行本)

  • 作者:天野 純希
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2019/05/08
  • メディア: 単行本
 
もののふの国 <電子書籍版 特典付き>

もののふの国 <電子書籍版 特典付き>

  • 作者:天野純希
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2019/05/10
  • メディア: Kindle版
 

企画モノの一環で生み出された1冊。

日本の古来から存在した「海」と「山」の一族。相まみえることのない二つが内包されたのが日本の歴史だった、というぶっ飛んだ設定が前提にあるため、正史とはとても言いがたい。

しかし、それを逆手にとって日本史を縦軸で描ききるという大胆で意欲的な作品、いや大作といっても過言じゃない。

特に将門や頼朝、光秀らがこの設定の中だとピタリとハマるのが不思議。

後世、“天野通史”として語り継がれそうな予感(笑)

 

例え定められた役割だとしても、かすかな足掻きや、ささやかな抵抗で懸命に生きようとする英傑達の思いが胸を打つ。

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