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読書感想:『塞王の楯 第八回』(小説すばる 2020年 3月号 [雑誌]) ~ 不落の誓い。匡介の脳裏に浮かんだ墜ちない城の姿 ~

小説すばる2020年3月号

 

 

絶対に墜ちない城への思い。

 

二度も落城の憂き目を見たお初一行

つく相手を間違えて没落した京極家

 

だからこそ、願い続け、今なお求め続けている。

陽気で、どこか上下隔てない大津の雰囲気、けどその中に、失いたくないという恐怖が見え隠れ。

 

今の状態なら大津城は持ちこたえられる。

でも、もし状況が変わったら・・・

 

夏帆と匡介の何気ない会話の中に、不安と希望が交錯する。

城が守るのは、城主や武士、兵士だけではない。

そのことを誰よりも知っている匡介だからこそ、夢と知りながら、求めていかないといけない。

これ、大きな伏線になりそうだ。

 

着実に完成へと向かう大津城を目にしながら匡介の脳裏に浮かんだのは“守りながら攻める”城の構想。

これが次世代の塞王のオリジナル要素につながりそうな一方で、盾と矛の境界線が曖昧になりそうな気も (どちらかというと“矛”側の理論に近づく)

 

 

守るために傷つける。

傷つけないために、墜ちない城で戦意を喪失させる、ってことではない、ということになるのか・・・

実現すれば、城を守る人間によって行く先が決まる作りになりそうな気配。

さて、この後控える大津城攻防では、どっちに転ぶかなあ。

 

それにしても匡介、失うのが怖いから守るものを持たない、ってお前は少年マンガ主人公か(笑)

 

 

 

小説すばる2020年3月号

小説すばる2020年3月号

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2020/02/17
  • メディア: 雑誌
 

 

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