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読書感想:『哲学のヒント (岩波新書)』~ 哲学入門。なぜか心惹かれる分野への第一歩 ~

哲学のヒント (岩波新書)

 

 

教養がこれから大事。

芸術(アート)、古典、そして哲学・・・

 

既存の価値観が崩れていき、絶対の正解がいよいよなくなってきた2019年。

有識者が提唱していたのは、様々な分野への誘い。

 

特に哲学は昔から難しそうだ、と敬遠しながらもどこか引っ張られるものがある。

まあ、重要だと言われれば、そうだよな、とは思える。

でも、なぜ大事か?なぜ必要か?と問いかけてみると明確なものはでて来づらい。

 

そこまでの切実感は感じないんだよなあ。

という方への回答がふんだんに盛り込まれたのがこの本。

哲学は、去年から改めて学びたいと思っていた分野だっただけに、導入本として最適だった。

 

人が一度は考えた問い。

なぜ空は美しいのか

なぜ美しさに惹かれるのか

生きていくうえで一番大切なものは何か。

 

その問いこそ哲学である。というところから、(意外だけど)哲学は普遍性がありながら個性があるということや、ズレがあるがゆえの「対話」であり、そこに哲学の意義があるという、味わいのある(堂々巡りの)話しが、なんだか怖いもの見たさを助長する(笑)

 

本書は「言葉」「経験」といったとっつきやすいところから「美」「死」「生」など、抽象的で、でもどこか核心に近い論点まで取り上げている。

避けたり目を背けたくなるところにもきちんと踏み込むところこそ、問いかけるのが哲学、という最初の提示は最後までブレることなく進んでいく。

(似ているようで違う)本質と起源についても語られており、知識として吸収しがいがある内容ばかり。

 

SNSを見れば、目に見える価値観が乱立しているのが見える。

だからこそ、理解しづらくても目を通すべきものにこそ、ヒントがある。

時間をかけてでも読んで起きたい1冊だ。

 

 

哲学のヒント (岩波新書)

哲学のヒント (岩波新書)

  • 作者:藤田 正勝
  • 発売日: 2013/02/21
  • メディア: 新書
 

 

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