苫米地さんの本、久しぶりに読んだ。
自分が抱えていたり、勝手に作りあげたり。 気付かぬうちに、日々頭の中に溜め込んでいるもの。
それらは自分が心から楽しめることや望んでいることへの感度を下げ、目にみえないストレスをどんどん増やしていく。
本書はいっそのこと、“ゴミ”として、捨ててスッキリさせよう、という切り口から始まる、頭をスッキリさせるための解説本。
“ゴミ”って表現されると違和感があるけれど、言われてみると、うすうす感じていることがある、って方が多いはず。
とはいえ、実際の行動を薦められても、目に見えるゴミ同様、「捨てましょう」と言われても・・・ってところは多々ある。 ただ、自分を変えたいと願っても変えられないなら、頭の中の整理をするのが近道、というメッセージや必要性はすごく理解できた。
脳の機能を活かした、いい意味での書き換え
今の行動を通して過去は変えられるっていう理論。
などなど、未だ謎の多い人間の脳みそを刺激しながら、自分を楽にしていけば、清々しく生きられるのは間違いなさそう。
昨今の風潮では、感情→行動ではなく、行動→感情。(行動するから、感情が刺激され、それがやる気に繋がり行動を促進するということ)ではあるが、どちらにも共通しているのは自覚がある(気付いている)ことが出発点になるということ。
本書の理論や実践内容は、まさにその出発点に必要な要素だ。
自覚がある方も、なんとなくそう感じている方も、感じられないほどつかれている方も(笑)、一読してその気づきを確かめて欲しい。