三好と織田との間で揺れ動く堺。
三好が大軍を率いて上洛すれば三好の勝ちと騒ぎ
攻められた織田が守りきれば織田への対応を検討する。
基本は三好だろうと思いつつ、一つの動きや結果で一喜一憂する濃屋衆の姿(まあ、実質武野のみだけど)が生々しい。
地理の優位差や実績なら三好。
だが、あの信長の姿をみた今井と魚屋(千宗易)は堺の発展のため織田につくことを主張し、堺は本格的に二つに割れる。
そこに両陣営からの矢銭要求が。
さらに織田は尼崎へ侵攻。みせしめとも言える強硬姿勢に堺は震え上がる。
(もっとも、信長は鉄砲の材料が堺からしか入手できない現状では、堺を火の海にすることはできないと考えている模様。実は信長もこのときは外交上の弱みを持っていたことになる)
そろそろ決断のとき。
今井と魚屋は再び信長と会い、己の目利き力に命運を賭ける。
果たして二人は堺を救えるか?
ちなみに二人に天王寺屋(津田宗久)が仲間入り。
後の茶道三人衆がここに揃う。二回目にして感慨深い光景が(笑)
そして密談の場所にして雑談の場所が茶室(離れ)。
この頃の富裕層のサロン事情が覗える。
しかも茶をたてるのが魚屋ってのが、これまた印象的。
今後を暗示してるなあ。