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読書感想:『布武の果て 第二回』(小説すばる 2020年 4月号 [雑誌]) ~三好か織田か?三人の商人に問われる目利き力~

小説すばる2020年4月号

 

 

三好と織田との間で揺れ動く堺。

三好が大軍を率いて上洛すれば三好の勝ちと騒ぎ

攻められた織田が守りきれば織田への対応を検討する。

 

基本は三好だろうと思いつつ、一つの動きや結果で一喜一憂する濃屋衆の姿(まあ、実質武野のみだけど)が生々しい。

 

地理の優位差や実績なら三好。

だが、あの信長の姿をみた今井と魚屋(千宗易)は堺の発展のため織田につくことを主張し、堺は本格的に二つに割れる。

 

そこに両陣営からの矢銭要求が。

さらに織田は尼崎へ侵攻。みせしめとも言える強硬姿勢に堺は震え上がる。

 

(もっとも、信長は鉄砲の材料が堺からしか入手できない現状では、堺を火の海にすることはできないと考えている模様。実は信長もこのときは外交上の弱みを持っていたことになる)

 

そろそろ決断のとき。

今井と魚屋は再び信長と会い、己の目利き力に命運を賭ける。

果たして二人は堺を救えるか?

 

ちなみに二人に天王寺屋(津田宗久)が仲間入り。

後の茶道三人衆がここに揃う。二回目にして感慨深い光景が(笑)

 

そして密談の場所にして雑談の場所が茶室(離れ)。

この頃の富裕層のサロン事情が覗える。

しかも茶をたてるのが魚屋ってのが、これまた印象的。

今後を暗示してるなあ。

 

 

小説すばる2020年4月号

小説すばる2020年4月号

  • 発売日: 2020/03/17
  • メディア: 雑誌
 

 

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