赤神さんの新作が連載開始!
舞台は江戸時代初期の竹田藩(大分県)
物語はミステリーとサスペンスが入り交じる青年剣客の復讐物語(今のところは)
序盤こそ一家惨殺という衝撃光景から幕を上げる緊張感満載のトラウマ展開。
しかし本編始まってみると竹田の観光案内。穏やかな雰囲気が伝わってくる。
一家を殺した仇は、今も藩の中枢にいる。
故郷を脱出し、江戸で修行した主人公・才次郎はその情報を頼りに、剣客実績をもって故郷へ凱旋。
後は社会的にも相手を追い込み、最期は斬り捨てて思いを成就するだけ。
しかし、戻ってきた竹田藩、奇妙な様子はそこかしこに。
よほど守りの必要があったのか、難攻不落の城構えに城主の意識の高さが覗える反面、武士たちのどこかかみ合わない暮らしぶりに、距離感の掴めない不思議話。
警戒していいんだか悪いんだか・・・
泰平の時代になったが故の平和ぼけ風景と思えば、理解できなくもないけど。
加えて、主人公・才次郎が増長気味(?)
だから本人にとっては、変だなと思いつつも、竹田の地にはそれほど違和感ないようだが、不気味な物の怪の光景が。
そういえば竹田ってことは、キリシタン絡みの話しがカギなんだろうか。
そんな気配のシーンあったなあ。