モーション・グリーン

ブログ開設14年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。

2020年3月読んだ本のまとめ。~こんなときこそ、讃える歌を聴きながら読みますよ~

まあ、滅入る。

 

気がつけば、「長期戦」なんて言葉が当たり前のように使われるようになった。

 

日本人にとって盛り上がること間違い無しの2020年だったはずなのに

別の次元に来てしまったかのような、そんな光景が連日テレビで流れる。

ほそぼそと、でもしたたかに力強く生き続けてきたお店や商店街の文化、そして日本人そのものの姿すら全部かき消すかのような予感すら漂わせてきた。

 

何かが分かられることなく消えていく恐怖がある。

自分が違った存在になってしまうかのような不安がある。

 

ロクでもないことばかり思い浮かぶときだからこそ、積み重ねだと思う。

 

手を洗うことすら、賞賛されること。

淡々とやるべきこそをやることすら、自分で自分を褒めていい。

zipの新テーマ・ミスチルの新曲聴くと、自分がきちんと立つことが、社会全体の活力になりうることを胸を張って思えてくる。

 

www.youtube.com

 

家に居る時間が増えるから、いろんなことをしよう、という声を素直に信じて

今日も明日も

一つでも二つでも

何かやりたいことをしたいもの。

 

先月(3月)もどうにか1日1冊をキープ(昨年よりもペース早い)

早くも今年ベスト20入り間違い無しの傑作にも巡り会えた。

これから先も楽しいことありそうだ(少なくても気分だけでも)

 

3月の読書メーター
読んだ本の数:35
読んだページ数:6529
ナイス数:520



言の葉は、残りて言の葉は、残りて感想
小説すばる新人賞受賞作。抄録版のころから傑作の予感漂う作品だった。読んでその感触は間違いなかったと確信。源頼朝亡き後、策謀うずまく鎌倉の中で、武による統治から、「言の葉」の無限の可能性と美しさによる人々の幸せな世界をを夢見た源実朝と妻・信子の物語。ファンタジー(お花畑)要素ことあるものの、心理描写を丁寧に積み重ねることで納得させてしまう豪腕ぶりは、ホントにデビュー作か、と目を疑うほど。怪しげな雰囲気や張り巡らせた伏線回収も見事すぎる。そして「私は言の葉を信じた将軍だ」に涙が・・・今年イチオシの一作だ。
読了日:03月06日 著者:佐藤 雫
ボッコちゃん (新潮文庫)ボッコちゃん (新潮文庫)
読了日:03月07日 著者:星 新一
言語化力 言葉にできれば人生は変わる言語化力 言葉にできれば人生は変わる
読了日:03月07日 著者:三浦 崇宏
「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!感想
苫米地さんの本を久しぶりに。自分が抱えていたり勝手に作って、頭の中に溜め込んでいるものを“ゴミ”として、捨ててスッキリさせよう、という解説本。目に見えないけど感じているものを「捨てましょう」と言われても・・・ってところは多々ある。しかし、わかってはいるけど変えられないその意識を変える必要性はすごく理解できた。他にも脳の機能を活かした、いい意味での書き換えや、今の行動を通して過去は変えられるっていう理論の紹介など、自分が楽になって、清々しく生きられるためのテクニックがたくさん。自覚ある方は実践をオススメ。
読了日:03月08日 著者:苫米地英人
歴史其儘と歴史離れ歴史其儘と歴史離れ感想
作家・谷津矢車さんが年初に必ず読んでいる森鴎外のエッセイ。ようやく読みやすいものをkindleで発見。読みづらいところがあるが、大意は十分掴める(短いのでさらっと読める)森鴎外が感じた“歴史(時代)を題材にした作品を作ること”と、そして“フィクションの世界での自分とファクト”という、この領域で未だに残る表現の難しさと葛藤が生々しく綴られている。現代ではそれほど意識されないが、○○主義、と文学が分類された時代からすると、その線を気がついたら越えていたことへの驚きもあったのだろう。示唆に富んだ1冊。
読了日:03月09日 著者:森 鴎外
嵐を呼ぶ男! (文芸書)嵐を呼ぶ男! (文芸書)感想
冷徹・非道・魔王と称される織田信長。その青年時代をイメージをがらっと変えて描く歴史小説。「世の中を変えたい!」(でも想い先行型)という青臭く真っ直ぐに理想を追い求める信長、とっても斬新だけどこの物語だと頷けてしまう(笑)帰蝶や(後の)吉乃、信勝の最期など事実はあれど解釈次第で説得力のある物語は生まれる、ということを証明した1冊。桶狭間以前の信長ってきな臭いことやってるように見られてるけど、見方変えて、ここまで心が熱くなる流れになるとは・・・現代のビジネス訓話をアレンジして取り入れているのも大きなポイント。
読了日:03月11日 著者:杉山大二郎
阿・吽 (11) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)阿・吽 (11) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
読了日:03月12日 著者:おかざき 真里
宇宙兄弟(22) (モーニング KC)宇宙兄弟(22) (モーニング KC)
読了日:03月12日 著者:小山 宙哉
宇宙兄弟(23) (モーニング KC)宇宙兄弟(23) (モーニング KC)
読了日:03月12日 著者:小山 宙哉
欲望のマーケティング (ディスカヴァー携書)欲望のマーケティング (ディスカヴァー携書)
読了日:03月13日 著者:山本 由樹
三人孫市 (中公文庫)三人孫市 (中公文庫)感想
戦国時代、鉄砲のプロとして信長を恐れさせた雑賀孫市(孫一という表記もみる)実在する人物ではあるのだけど、実態はよくわかっていない、というところを突いて、“雑賀孫市”を名乗る者は3人存在した、という谷津さんの創意が光る一作。雑賀という特異性をみせるところからスタートする本作は、馴染みづらい要素やはしょるところ、深めるシーンのチョイスにうーん、ってなってしまうところがある。その反面、キャラクター設定や鉄砲性能への遊び心など、ライトノベルチツクな中二病要素(笑)が満載で、歴史小説初心者でも入りやすい一作。
読了日:03月16日 著者:谷津 矢車
蒼天航路(9) (モーニング KC)蒼天航路(9) (モーニング KC)
読了日:03月16日 著者:王 欣太
小説すばる 2020年 04 月号 [雑誌]小説すばる 2020年 04 月号 [雑誌]感想
【はぐれ鴉】 赤神さんの新作が連載開始!舞台は江戸時代初期の竹田(大分県)そして物語はミステリーとサスペンスが入り交じる青年剣客の復讐物語。序盤こそ緊張感満載のトラウマ展開だったが、メインは竹田の観光案内って感じで、穏やかな雰囲気が伝わってくる。けど、奇妙な様子はそこかしこに。どこかかみ合わない暮らしぶりに、距離感の掴めない不思議話。主人公・才次郎が増長気味だからか(?)違和感なさそうだけど、どこか変な城下町。そういえば竹田ってことは、キリシタン絡みの話しがカギなんだろうか。そんな気配のシーンあったなあ。
読了日:03月17日 著者: 
小説すばる 2020年 04 月号 [雑誌]小説すばる 2020年 04 月号 [雑誌]感想
【布武の果て】三好と織田との間で揺れ動く堺。一つの動きや結果で一喜一憂する姿が生々しい。地理の優位差や実績なら三好、あの信長の姿をみた今井と魚屋(千宗易)は織田を主張し、堺は本格的に二つに割れる。そこに両陣営からの矢銭要求が。さらに織田は尼崎へ侵攻し、堺への姿勢を鮮明にする。そろそろ決断のとき。今井と魚屋は再び信長と会い、己の目利き力に命運を賭ける。果たして二人は堺を救えるか?ちなみに二人には天王寺屋(津田宗久)が仲間入り。そして密談の場所が茶室(離れ)、で茶をたてるのが魚屋ってのが、今後を暗示してるなあ
読了日:03月17日 著者: 
小説すばる 2020年 04 月号 [雑誌]小説すばる 2020年 04 月号 [雑誌]感想
【剛心】前回に引き続き、広島に議事堂を作る悲喜こもごも回。納期も予算も材料も人材もとにかく全てが枯渇する中、一人泰然としている妻木と実現を疑わない大迫、そして泣き言ばかりの沼尻(苦笑)とセットでのやりとりがとても微笑ましく、無理難題のお仕事がドタバタの賑やか事件にみえてくる。それでいて指示は精密、人材選定や仕組み作りの見事さ、そして技術はドイツ式という最新トレンドで着実に進むのがすごいわ。くじけそうになる沼尻や職人たちに「できるかどうかじゃない、やるんだ!」と力押しで奮起促す大迫もたいがいなんだけど(笑)
読了日:03月17日 著者: 
小説すばる 2020年 04 月号 [雑誌]小説すばる 2020年 04 月号 [雑誌]感想
【塞王の楯】 水城・大津城の改修は大一番へ。匡介よ、数回前で改修できると思う、と構想を提案しておきながら、実際は未知の領域だったのかよ(驚)ただ、そこに至るまでの過程は精密な事前準備と石の目利き力という、穴太衆と匡介のノウハウを注ぎ込む。今・昔、そして未来。人(自分)ですらみえないものを、石に見出すことができる匡介の天賦の才が、絶対に墜ちない城を作り上げる。しかし、“最強の矛”早くも視察、そしてこれを永遠と言い切れない哀しさが、次の展開を予感させる。まもなく秀吉死去、そして関ヶ原。大津城攻防戦へ・・・
読了日:03月17日 著者: 
小説すばる 2020年 04 月号 [雑誌]小説すばる 2020年 04 月号 [雑誌]感想
【チンギス紀】勝負は、あの瞬間に決まっていた。テムジン、あのケレイト王国を撃破!北方作品において、主人公勢力が圧倒的力を見せつけての勝利って結構珍しい。テムジンの言うとおり、勝つべくして勝つ戦いだったなあ。だからこそ、次に来るであろう大戦に向けて、民族の壁がまた一つ取り払われていく。なんだかその流れは親族内結婚という壁すら越えそう(笑)そして、決戦のときを謀っている漢がもう一人。今度こそテムジンと相まみえることができるのか。気がつけば親子揃ってサバイバル、なんだかこの作品、自然と対してる奴多いな(苦笑)
読了日:03月17日 著者: 
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ (4) (サンデーGXコミックス)薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ (4) (サンデーGXコミックス)
読了日:03月17日 著者: 
桔梗の旗 明智光秀と光慶桔梗の旗 明智光秀と光慶感想
本能寺の変を光秀の子・光慶を主軸に描いた歴史小説。未だに議論が続く事件を、史料を尊重しつつ物語でつなぎ合わせることで、無理のない流れで描かれている反面、谷津さんらしい変化球が少なくすんなりな展開。このつなぎ方が故に、こじんまりとした作品になっているのが正直な感想。ただ、登場人物の偽らざる等身大の生き様や追い込まれながら精一杯あがく姿に感情移入が止まらない。大事件だからこそ、後世の人の願望が拡げてしまった光秀のイメージを着地させた意義は大きい。『廉太郎ノオト』が好きな方はきっと共感できるトーンがありますよ。
読了日:03月19日 著者:谷津 矢車
キングダム 57 (ヤングジャンプコミックス)キングダム 57 (ヤングジャンプコミックス)
読了日:03月19日 著者:原 泰久
決断できる人は2択で考える (星海社新書)決断できる人は2択で考える (星海社新書)
読了日:03月20日 著者:石黒 謙吾
センセイの書斎---イラストルポ「本」のある仕事場 (河出文庫)センセイの書斎---イラストルポ「本」のある仕事場 (河出文庫)
読了日:03月23日 著者:内澤 旬子
機動戦士ムーンガンダム (5) (角川コミックス・エース)機動戦士ムーンガンダム (5) (角川コミックス・エース)
読了日:03月26日 著者:福井 晴敏,虎哉 孝征
間抜けの構造 (新潮新書)間抜けの構造 (新潮新書)
読了日:03月26日 著者:ビートたけし
小説現代 2020年 04 月号 [雑誌]小説現代 2020年 04 月号 [雑誌]
読了日:03月27日 著者: 
小説現代 2020年 04 月号 [雑誌]小説現代 2020年 04 月号 [雑誌]感想
【波紋】史料上、実は一人しか人を斬っていない“人斬り半次郎”その唯一の一人・赤松小三郎暗殺を描いた短編。“信濃の龍馬”と称された幻の英雄のまっすぐな姿と、彼を慕う心を押し殺して斬ろうとする中村半次郎の姿が切なさを誘う。“凪いだ心”と波風立てて汚れてしまった水、といった風や水になぞらえた心の揺れに表現に軟らかさと力強さを感じた。武川さんとの対談で、非常に細かいエピソードを取り入れていることに驚き。そして魅力的な人物にも関わらず、なかなか作品で描かれることのない赤松小三郎を描いてくれた小栗さんに心から感謝。
読了日:03月27日 著者: 
小説現代 2020年 04 月号 [雑誌]小説現代 2020年 04 月号 [雑誌]感想
【千年の松】本能寺の変前後、理性と感性との間で揺れ動く細川幽斎を描いた短編。特に“静”の描写が秀逸。“句を考えるとき、景色が一切消える”などシビれる一行が幽斎と同じ感覚へと読者を引き込んでいく。目の前の出来事より自分の感性へ意識が向きがちな幽斎と、現実に引き戻す光秀がいいコンビに見えたのに・・・光秀謀反の後の幽斎の判断が一瞬ですぎて、きっと他の人には理解されないだろうなあ。そこらへんがもっと読み応え欲しいところで、理性パートがやや弱いのが残念。武と智、二物を持つ戦国の巨人・幽斎はやはり魅力的だ。
読了日:03月27日 著者: 
脳が冴える勉強法 覚醒を高め、思考を整える (NHK出版新書)脳が冴える勉強法 覚醒を高め、思考を整える (NHK出版新書)
読了日:03月28日 著者:築山 節
チンギス紀 七 虎落チンギス紀 七 虎落
読了日:03月28日 著者:北方 謙三
直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN
読了日:03月28日 著者:佐宗 邦威
蒼天航路(10) (モーニング KC)蒼天航路(10) (モーニング KC)
読了日:03月31日 著者:王 欣太
風都探偵 (8) (ビッグコミックス)風都探偵 (8) (ビッグコミックス)
読了日:03月31日 著者: 
宇宙兄弟(24) (モーニング KC)宇宙兄弟(24) (モーニング KC)
読了日:03月31日 著者:小山 宙哉
鬼滅の刃 12 (ジャンプコミックス)鬼滅の刃 12 (ジャンプコミックス)
読了日:03月31日 著者:吾峠 呼世晴
ソーシャルデザイン (アイデアインク)ソーシャルデザイン (アイデアインク)
読了日:03月31日 著者: 

読書メーター