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読書感想:『黒田官兵衛』 (平凡社新書)~才覚鬼謀は平坦では成らず。苦労と苦難の先にあった黒田家飛躍~

新書703黒田官兵衛 (平凡社新書)

 

 

ちょいと調べたいことがあって再びこの本を手に取る。

で、この際だからと再読してしまった(苦笑)

 

改めて読むと、疑わしきところにはコメントを挟んだり、関ヶ原時の官兵衛(如水)野望説に否定的だったり、と、初読時じゃ気付かなかった小和田解釈の数々、結構掲載されていたな(汗)

もっとも、物語的には野望説の方が人気があるけどね(苦笑)

 

官兵衛の人生は苦難の方が大きかった。

それも才覚があるが故に、足元を見られなかったという、人生の落とし穴で命の灯が消えるような日々が彼を襲う。

信長に目を付けたところはさすがだったものの、(如水後はともかく)その後は本家や実家との板挟みになったり、幽閉されて命を危機にさらしたり、と苦しい時期が続いた。

「自分亡き後、最も天下を取れる男」と秀吉に評されたその実力は、平坦な道では熟成しなかったのだ。

 

そして官兵衛といえば、司馬遼太郎が目を引いた有能な家臣団のことも忘れちゃいけない。 本書ではそれほど多く触れられていないが、官兵衛幽閉後、奥さんを代表に立てて一致団結したその姿は、戦国屈指の結びつき。

他にも官兵衛は秀吉・半兵衛らに支えられ、軍師としてはもちろん、外交官としての実力を発揮した。

キリシタン話しや文化的側面、息子・長政との関係など、掘り下げ甲斐のある要素がまだまだたくさんある。

改めて官兵衛本色々読んでみるかなあ。

 

 

新書703黒田官兵衛 (平凡社新書)

新書703黒田官兵衛 (平凡社新書)

 

 

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