日清戦争のため、臨時で政府が広島へ移動。
そのために作られることになった臨時の議事堂、いよいよ完成間近。
が、ここにきてミスが発生。
突貫作業だからこそ起きてしまうヒューマンエラー。
現場の愕然とした雰囲気の中、職人達は口を揃える。
仕方がない
時間がない
材料がない
ないないづくし妥協の声。
そこに大迫が仕事の意義をぶち込んでいく。
「お前はそれで満足か?」
「(手を抜けば)手にするはずだった美しさを永遠に失うことになる」
「(最上のものを造り上げようとしている)同志の仕事を裏切る権利は、ここにおる誰にも与えられとらんのじゃ」
背筋の伸びる名台詞の数々が、今一度現場を引き締める。
その一方で、爽やかにムチャをいい、誰よりも融通が利かない男・妻木(笑)
緞帳が用意できないと知るや、呉服屋から布を仕入れ、縫いあわせて代わりにする(しかも一晩かけて)
こ、こだわりが尋常じゃない・・・
こうして、すったもんだありながらも建物は完成。
たとえ、この建物が臨時のものだとしても、情熱は使い捨てにせず、記録と記憶に刻まれる存在へ。
東京組はもちろん、現地からも有能なメンバーが現れ、最後はいいチームになった。
「またなにかあったら使ってくれ」と言われる仕事、最高だ。
そして最後の最後に、軽やかな違反をやらかす茶目っ気をみせる妻木。
ずるいよ、こいつ(爆)