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読書感想:『塞王の楯』 第十回(小説すばる 2020年 5月号 [雑誌]) ~秀吉が残した呪いの一言 天下争乱前夜~

小説すばる2020年5月号

 

 

天下人・太閤秀吉の死。

再び訪れそうな混乱を予期してか、世情は不穏な雰囲気に。

 

穴太衆はこれまで以上に仕事が減り、身の振り方を考え始める者が現れた。

他家の仕官。

それは独立不羈の姿勢からの脱却にして、穴太衆への裏切りを意味していた。

 

雇われによる生活の安定か、使命を前提にした職人魂か。

 

穴太衆内部のひずみに憤慨しつつ、匡介は先々を見据えて、石の切り出しを依頼。

大津城での日々を通じて得た、自らの理想に向かって動き始める。

 

目指すは、永劫の泰平。

墜ちない城、攻めようという意欲を削ぐ城を作ること。

 

争乱が起きたとき、また悲劇を繰り返さないために。

そして“最強の矛”国友との激突をも制するために。

 

しかし、源斎に告げられた秀吉の“呪い”が、匡介と穴太衆に衝撃をもたらす。

秀吉が最後に発した一言をどう解釈するか。

生粋の穴太衆・源斎は、そこに職人魂を発揮してしまったらしい。

 

「今日からお前が飛田屋の当主だ」

「亡き太閤殿下の依頼を受け、俺は伏見城に入る」

 

 

先のことを知っている身としては、これフラグたったとしか思えない(涙)

上手く逃げてくれないかな・・・

 

時は1599年。 匡介の心に住み着く城での激突まで、あとわずか。

矛と盾の戦いが近づいている。

 

 

小説すばる2020年5月号

小説すばる2020年5月号

  • 発売日: 2020/04/17
  • メディア: 雑誌
 

 

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