モーション・グリーン

ブログ開設14年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。

《〈今、ここ〉から未来につながるビジョンをみせよう》読書感想:『静かなる革命へのブループリント: この国の未来をつくる7つの対話』

 

静かなる革命へのブループリント: この国の未来をつくる7つの対話

 

 

気がつけばこの国のこの社会は、ずいぶんと後ろ向きになってしまった

 

はるか昔、宇野さんの本を読んで衝撃を受けた身からすると生ぬるい、けどチクリと痛む出だし。

絶望のようで、達観のようで、それでいて蒼い炎のようで。

もしかしたらこれは、今僕たちが生きている世界そのものなのかもしれない。

 

「どうせ変わらない」と思いながら、どこかアテにしている。

「未来は明るくない」と未来を予想されて、頭ではそうかも、と思い、でも歩むことはやめたくない。

 

2004年、そんな中でも小さな旗はあがりつづけていたらしい。

業界の片隅で、地方のどこかで、そして意欲のある人の心の中で。

 

『遅いインターネット』で注目の宇野さんの自費出版雑誌『PLANETS』を中心として、メルマガや他雑誌で掲載された対談集をまとめた1冊。

6年前の本でありながら、コロナショックの今、違う輝きを放っている。

 

コロナ騒動で改めて示された、大きな力(政府)の限界。

マスクも、補助金も、即決側金を求めた世間のスピードには、ついぞ追いつくことはなかった。

政府が提示したものとて、基準以上の期待を持つ思いに、僕たちはなれるだろうか。

 

トップダウンを待っていては、僕たちは救われないし満たされない。

この先について、僕たちは今一度考え、違う行動をする必要があるのかもしれない。

例え小さくても。

ニーズがあれば

それにのめり込める情熱があれば

 

指し示す小さな旗は立てられる。

 

必要なのは各地、違う所で、違う分野で、旗がどんどんたてられること。

本書は理不尽すらエネルギーに変えられるほどの知恵と工夫を持ち寄っていこうじゃないか、というエネルギー満載の対談が掲載されている。

 

「車」に求めるニーズを大転換して「プロダクト・アウト」初の乗り物を作り出そう。

正社員かワーキングプアか、という二元論を変えよう

「美意識」を更新しよう

 

などなど、見出しだけで目が覚めそうな強さがある話題ばかり。

 

キレキレの質問をぶつける宇野さん、でもそれを圧倒するみなさまの熱い回答。

夢物語なものも含まれているし、宇野さんとの関係性以上の拡がるがあるのかどうか疑問なところもあるが、示されたトピックは今だからこそ取り組んでいきたい可能性に満ちあふれている。

当たり前と思っていたことや、仕方ないと諦めていたことが変えられるかもしれない。 そんな可能性を秘めた内容だ。

 

これから読もう、という方は特に落合陽一に注目してほしい。

あの異次元の感覚と、それを言語化できる(しようとする)感性は、夢に出てくるほどの印象強さ。このころから異端児だったとは・・・

 

 

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