民族統一どころか、当初はバラバラで本人は弟殺しで逃亡していたんだよな。
隔世の思い。 思えば遠くまできたもんだ(涙)
儀式のシーンはおごそかな雰囲気。
テムジンは人に推され、神によって認められて、ハンを名乗る。
認められるから、みんなから祝福されるのだ。
今じゃ形式的なもの、という意識がつきまとうけど、選ばれるってことは尊く、その過程を見届け体験するということも、必要なステップなんだ、と今さらながら思う。
これにより、テムジン、いやチンギスはより大きな国の象徴となった。
(作品でもこれ以降、テムジンとチンギスと表記していく)
その反面(北方作品だとこの手の展開は)下り坂の始まりになることがあるので、今後がいさかか不安になってくる(汗)
実際、領土の拡大により兵力や人材は不足気味な感じがあるし、敵は減ることなく、どんどん増えていく。金と西夏が同盟を結ぶ気配があるようだけど、そうなったらとんでもない規模の国が相手になるんだけど、大丈夫なのか?
そして、ジャムカは姿をみせないながら、どこかで一撃必殺の機会をうかがっている。 気がつくと、チンギスの気がかりとして大きな存在になっているのが、描写から感じ取れる。
一方、南のタルグダイ夫婦が南で大暴れしたり
アインガが倦んでいたり
ジャカ・ガンボが西へ放浪の旅に出ていったり。
どんどん世界が拡がっていくなあ。
それぞれの人生のシーンも見逃せない。
負けた男たちのドラマ、どういう決着を見るのだろうか。
そして山籠もりのトクトアの基にマルガーシが・・・
この出会い、何をもたらすのか。。。
それにしても、タルグダイを治療した後はマルガーシ。
この森がチンギス紀版の子午山的ポジションになってきたな・・・