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チンギス・ハン誕生! 読書感想:『チンギス紀 第三十八回』(小説すばる 2020年 6・7月合併号 [雑誌])

小説すばる 2020年 06・07月合併号[雑誌]

 

 

民族統一どころか、当初はバラバラで本人は弟殺しで逃亡していたんだよな。

隔世の思い。 思えば遠くまできたもんだ(涙)

 

儀式のシーンはおごそかな雰囲気。

テムジンは人に推され、神によって認められて、ハンを名乗る。

認められるから、みんなから祝福されるのだ。

今じゃ形式的なもの、という意識がつきまとうけど、選ばれるってことは尊く、その過程を見届け体験するということも、必要なステップなんだ、と今さらながら思う。

 

これにより、テムジン、いやチンギスはより大きな国の象徴となった。

(作品でもこれ以降、テムジンとチンギスと表記していく)

 

その反面(北方作品だとこの手の展開は)下り坂の始まりになることがあるので、今後がいさかか不安になってくる(汗)

実際、領土の拡大により兵力や人材は不足気味な感じがあるし、敵は減ることなく、どんどん増えていく。金と西夏が同盟を結ぶ気配があるようだけど、そうなったらとんでもない規模の国が相手になるんだけど、大丈夫なのか?

 

そして、ジャムカは姿をみせないながら、どこかで一撃必殺の機会をうかがっている。 気がつくと、チンギスの気がかりとして大きな存在になっているのが、描写から感じ取れる。

 

一方、南のタルグダイ夫婦が南で大暴れしたり

アインガが倦んでいたり

ジャカ・ガンボが西へ放浪の旅に出ていったり。

 

どんどん世界が拡がっていくなあ。

 

それぞれの人生のシーンも見逃せない。

負けた男たちのドラマ、どういう決着を見るのだろうか。

 

そして山籠もりのトクトアの基にマルガーシが・・・

この出会い、何をもたらすのか。。。

 

それにしても、タルグダイを治療した後はマルガーシ。

この森がチンギス紀版の子午山的ポジションになってきたな・・・

 

 

小説すばる 2020年 06・07月合併号[雑誌]

小説すばる 2020年 06・07月合併号[雑誌]

  • 発売日: 2020/06/17
  • メディア: 雑誌
 
チンギス紀 八 杳冥

チンギス紀 八 杳冥

  • 作者:北方 謙三
  • 発売日: 2020/07/15
  • メディア: 単行本
 

 

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