ようやく仇敵と再会した才次郎。
ところが現れた"はぐれ鴉"は彼の憎悪を掻き立てる存在ではなかった。
(只者ではなさそうだけど)
作品スタートから奇妙な雰囲気に包まれている竹田藩。
その雰囲気に溶け込むかのように、彼は存在感を消していた。
この爺さんと一家惨殺が結びつかないのは、この14年で何かあったってことだろうか。 (そもそも、あれだけの人を斬り殺したのだから、音沙汰ないという事自体が奇妙なんだけど)
やはり何かの大きな意図が隠されている感じがするなあ。
生涯をかけた(若干の野心を含んだ)才次郎の思いは、覇気のない相手を前に行き場を失う。
傷を癒やすために滞在した温泉、気持ちよさそうだったけど、体と心はバラバラになっていき、思いは迷子になっていく。
で、酒に溺れるというお約束展開(苦笑)
最終的にやることがなくなり、嫁にいく英里へ花を探して、どうにか会えたので渡したら、とんでもない依頼を受けることに。
英里の恋人役をやってくれ、ですと!
いくらこの城下町に若者いないとはいえ、これは才次郎役得過ぎませんか(爆)
敵討ちの話はどこへやら、二人はなんだかいい雰囲気に・・・
このまま、物語は一気に青春ラブストーリーになっていくのか。
赤神さんこの展開はズルいよ(笑)