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読書感想:『滅亡から読みとく日本史』 (KAWADE夢文庫) 〜定説と最新説 見比べて学ぶ滅びの原因〜

 

滅亡から読みとく日本史 (KAWADE夢文庫)

 

 

 

日本史の中で滅んでいった数々の家。

もちろん必然ともいえる流れや出来事が原因だったところもあるが、偶然や悲運に見舞われたところも結構ある。

勝者の歴史はとかく必然性を前提にした論建てになりがちなので、その視点一択ではなく、より色々な情報や視点を持って、その原因や経緯を知っておく。

日本史(世界史もだけど)との付き合い方は、昔よりも単純ではなくなっている。

(それを面白いと思えてくると、一気に歴史は身近になる)

 

とはいえ、日本史はまだまだ研究途上にあるものも多い。

定説(常識)と思われていたものがどんどん塗り替えられているややこしさがあるのが、このジャンルの難しさではある。

 

それを含めて、滅んでいった家の経緯を有名どころからマニアックなところまで紹介したのがこの本。

定説と最新の研究を両方提示することで、今までの知識(見解)を見直すきっかけをくれる非常に誠実な構成。

(松永弾正の悪行がほとんど史実ではないことなど、知ってるつもりで意外と知らなかったことも多いハズ)

 

家ごとの紹介は概要ながらツボをおさえた文量で読みやすく目立たないところに(笑)著者の思いが記されているのがいいアクセント。

紹介されている家はどれも日本史に大きな影響を与えたものばかりなので、より深く調べるきっかけになる一冊だ。

 

滅んだ家からも、学ぶべきところはたくさんある。

  

滅亡から読みとく日本史 (KAWADE夢文庫)

滅亡から読みとく日本史 (KAWADE夢文庫)

  • 作者:忍, 鷹橋
  • 発売日: 2018/02/16
  • メディア: 文庫
 

 

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