塞王の死、という衝撃と伏見城陥落。
匡介たちの悲しみをよそに、西軍は一気に近畿一帯を制圧していき、舞台は岐阜や尾張、伊勢に移っていく。
もう、出番はないのか。
源斎が体を張って得た情報を活かせる場は、ないのか。
依頼がないと動けない。
苛立つ穴太衆に大津・京極家から大津城防衛の依頼が舞い込む。
秀頼の母・淀殿の妹が奥さん
一族が秀吉の側室の出身地
豊臣家(西軍)との関係が深い京極家。
地理的にいっても関係値からいっても西軍所属、と思われていたにも関わらず、土壇場で東軍へと鞍替え。
西軍にとっては邪魔な存在に早変わりしてしまった。
ときは関ヶ原合戦間近、家康率いる東軍は美濃へ集結、三成の西軍との激突が近づいている。
西軍は東軍との決戦に備えた援軍を動かし始め、その通り道にあたるのが大津。
激突は避けられない。
京極家を守るため、匡介たちは再び大津城へ。
しかし、万全の体制を整える前に現れたのは西国無双・立花宗茂ら西軍数万。
その中にはきっと、国友彦九郎ら"矛"の影も・・・
堕ちない城・大津城を実際に守りきる。
縄張りをした匡介が天下にその価値を問う。
託された思いを胸に、戦乱後の行方を左右する"矛と楯"最終対決がいよいよ始まる。
それにしても京極夫妻、相変わらず人良すぎだろ(汗)