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読書感想:『剛心』 第十回(小説すばる 2020年 9月号 [雑誌]) 〜明かされる妻木の過去。何者かになろうとした若き日々の姿〜

小説すばる2020年9月号

 

 

 

原口の回想から明かされる、妻木の過去。

 

言葉はあてにならない。見るべきはその人の行動だ

自分は何者でもない。だから結果が欲しい

 

 

 

時代は江戸から明治へ。

みんな、新時代で生き残るために、何者かになろうとしていた。

 

武士が商売を始めて笑われたり

武士のままでいようとして、刀を振りかざしたり

 

そんな中、不器用で真面目で、そのくせ壮大な思いを抱く青年・妻木。

自己アピールをせず、黙々と何かをする。

周囲から浮くその存在は、妥協せず迎合せず、己を磨き続け、原口が出会うたびに、一廉の男に近づいていく。

 

あの天才肌で、憎々しく、それでいて何でもできてしまう活躍には、自分しかなれない何かへの尽きない努力があったんだなあ。

目に見える何かになってしまえば、型に己をはめてしまえばどれほど楽だっただろう。

なんだか愛着が沸いてきたよ(笑)

 

第一話から今まで続く仕事の日々は、妻木にとって、生きていることそのものだった。 だから、当たり前のようにアウトプットできたのか・・・

 

着実に、妻木は胸の内で含まらせていた何かになっていった。

そして、妻木の道の先には、いよいよ議院建設が見えてきた。

 

思い描く日本らしさの実現へ!

物語はいよいよ佳境へ・・・

 

小説すばる2020年9月号

小説すばる2020年9月号

  • 発売日: 2020/08/17
  • メディア: 雑誌
 

 

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