モーション・グリーン

ブログ開設14年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。

読書感想:『布武の果て』第七回(小説すばる 2020年 10月号 [雑誌]) 〜本多弥八郎暗躍、目に見えない反信長の気配〜

小説すばる2020年10月号

 

 

信玄の死から足利義昭討伐。

一気に巻き返した織田信長の躍進の裏で、光秀に信玄の死を密かに伝えていた(らしい)家康という不気味な存在。

 

自分たちの情報網に入らなかった遠謀に、いやーな予感を抱く彦八郎たち。

 

さらに、鉄砲鍛冶の元には家康(元?)家臣・本多弥八郎が現れ、大量の鉄砲購入を求める。

そして、世を太平に導く存在を巡って、宗教・商業・文化などなど、様々な分野を題材に、彦八郎との応酬が繰り返される。

 

家康との直接的関係は曖昧にしつつ、弥八郎が匂わせたのは、信長という強烈な存在を受け入れられない、内なる風潮の強さ。

そこを突こうとする石山本願寺、張り巡らされた一向一揆ネットワーク。

乗せられている?家康。

 

姿が見えず、実態は定かではない。

でも、ありそうなこと・・・

武田信玄より(もしかしたら)はるかに手強い存在。

堺三人衆の緊張は徐々に高まっていく。

 

危機を脱した信長は朝倉家を滅ぼし、次は浅井へ。

近畿をみると、三好は勢いはなく、石山本願寺以外は平定間近。

財政・経済上の優位性は変わらない織田政権。

 

だからこそ、そのいやーな雰囲気の芽が出るのは身近なところかも・・・ 三

人衆は動き出す。

果たして、信長政権崩壊を未然に防ぐことができるのか?

 

小説すばる2020年10月号

小説すばる2020年10月号

  • 発売日: 2020/09/17
  • メディア: 雑誌
 

 

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

 


読書感想ランキング